今回の1枚 (195) 海鼠
前回は新種の軟体動物(頭足類)の画像をお届けした。
今回も新種の、
ま、百聞は一見に如かず。
新種の ・・・ ナマコか?
ナマコとウミウシは外見は似ているが、
ウミウシは軟体動物で、サザエなんかの巻貝の仲間。
(それも結構意外だが)
ナマコは棘皮動物で、ヒトデやウミユリの仲間。
棘皮動物特有の外見上の特徴と言えば、
管足と呼ばれる触手が線上に連なった構造がある。
ヒトデの裏側でうにうに蠢いている、あれである。
が、ナマコのように
一見しただけでは管足がわからない種も多い。
棘皮動物の別の特徴として、
5回対称の体制がある。
(要は5方向に同じ機能を有する何かがあるという体の特徴)
ヒトデの5本足やウミユリの5本腕が有名か。
ナマコも、一見5回対称には見えないが、
実は断面を見ると5回対称。
ただ、りんを輪切りにするわけにもいかない。
そこで、じっとりんのお顔を見つめてると、
実は髭が、
左右の上毛(目の上)、左右の上唇毛(ω)、下唇毛(顎の下)。
この5か所で顔の前面に平面を1つ形成している。
つまり、5回対称ではないか。
(頬骨毛と口角毛は、この平面から首の方へ奥まった箇所から生えている)
というわけで、どうやらりんは棘皮動物、
新種のナマコ、らしいと判明した。
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