誰も待ってはいないと知りながら、しかし言わずにはいられない。
皆さま、お待たせいたしました。
何とかPC関係のトラブルから復旧しました。
みう 「もうですかぁ」
「まだねるですぅ」
この記事の間は寝てていいぞ。
休ませてもらったし、
将来似たような問題を抱えてしまった方々のためにも、
長~~い経過報告をするから。
先日、外付けHDDがクラッシュした。
代わりに新品外付けHDDを用意するという普通の対応をせず、
SSD(メモリみたいな、読み書きの早い記憶装置)を
内蔵ドライブとして導入することにした。
OSはSSDに移して、
現在の内蔵HDDをクラッシュした外付HDDの代わり使おう
という計画である。
で、トラブった。
りん 「かえるのがんたて、とは このことだみゃん」
※ 蛙の願立て:杜撰な考えや計画のために失敗することの喩え。
随分難しい諺を知ってるな。
私は知らんかったぞ。
発注していたSSDが届き、いざ設置しようとPCを開けてみたら
SATAの電源コネクタが見つからない。
調べたら、SATAの汎用コネクタとは形状の違うコネクタが付いた
専用電源ケーブルが必要だとか。
仕方ないので発注。
出費が増えるし、時間も掛かった。
※ SATAはPCにHDDやSSD等を接続する為のインタフェース規格。
競合メーカ同士が協力して規格を作り、汎用品が使えるようにして普及を促してきたというのに。
自分良ければ全て良しの、ぼったくりだな。
ちなみにPCはDELL製で、電源ケーブルだけでなく2.5"SSDの取り付けには専用マウントが必要。
しばらく待って専用電源ケーブルが届いたので、
今度こそとPCにSSDを取り付けた。
ドライブとして認識したのでフォーマットして、
無料ソフトで元の内蔵HDDをSSDへOSごとクローニング。
時間は掛かったが無事に終了。
これでSSDで起動できる、はず。
※ ドライブのクローニングにはEaseUS Todo BackUp Freeを使用。
OSやソフトのインストール、設定、アップデート等、時間や手間を取る作業が全部不要。
丸ごと元のままのソフトウェア環境が得られ、非常に楽である。
10/18追加:ソフトの販売元からリンクの依頼が来たので貼っておきます。
今回使った素晴らしいEaseUS Todo BackUp Freeは → こちら
りん 「とらぬたぬきのかわざんよう みゃん」
りんのルーズスキンなら、勘定に入れても問題なさそうだな。
SSDから起動するために、思いつくのは以下の3つの方法。
1)BIOSメニューで起動ディスクをSSDに指定する。
2)元の起動ディスクである内蔵HDDを引っこ抜いて、
強制的に起動ディスクをSSDだけにする。
3)SSDを優先データコネクタに接続する。
※ このPCはSATAのデータコネクタを0~3の4つ持っていて、
SATA0に繋いであるドライブを優先的に起動ディスクとして認識する。
今回は、まず1)を採用して、
起動中にF2を押してBIOSメニューを ・・・ ん? 開かない。
即座に、深く考えずに、2)を実行。
内蔵HDDを引っこ抜いて起動し、SSDから起動できることを確認。
普段使ってるソフトも全部起動する。
お~、順調。
トラブルと言えば、BIOSメニューが開かなかったことか。
あ、キーボードが無線のもののままだった。
BIOSを開くためのF2入力の判定が、無線キーボードの認識より早いのね。
それならと、有線キーボードを納戸から発掘して再チャレンジ。
今度はちゃんとBIOSメニューを開けた。
OK,OK、順調、順調。
みう 「じゅんちょうですかぁ? じかんせつやくですかぁ?」
「あそぶじかんが た~~っぷりできるですかぁ?」
とは、いかないのが世の中の常。
元の内蔵HDDはバックアップ用に使おうと考えていたが、
OSがインストールされたままなので、
トラブル時の起動ディスクにも使えると思いつく。
外していた内蔵HDDを戻し、起動ディスクを内蔵HDDの方に戻して、
起動 ・・・ しないな。
うわ、トラブル抱え込んだ。
みう 「いちにちじゅう あそんでもらえるはずだったですぅ」
りん 「やつあたりはやめるみゃん」
「かわざんようは み~う~みゃん」
幸いSSDで起動できるので、Google先生に教えを乞う。
でも、つい先ほどまで起動できていた内蔵HDDが、
急にアクセスできなくなったり、起動できなくなったりというと
どうにもウィルスの可能性が捨てきれず。
ウィルス関係の検索やら対策やらで、無駄に時間を過ごす。
※ クラッシュ直後に念のため、くっつけてるドライブ全部をウィルスチェックした後、
外付けのものは引っこ抜いたのだがなぁ。
他の原因を調べようにも、取っ掛かりがないと、
頼みのGoogle先生で絞り込むこともままならず。
それでも何とか、今回の原因と思われる
謎の呪文に辿り着く。
「BIOSブートモードがUEFIの場合、
一旦取り外したドライブでは起動できなくなる」
りん 「ねむくなるような じゅもんみゃん」
まぁ、こんなの知らなきゃ思いつかない。
しかし、取っ掛かりができれば、そこはGoogle先生。
解決方法の図解を見つけるのに時間が掛からなかった。
そして、解決。
いや~、大変だった。
最初のSSD起動の際、3)SSDをSATAの優先データコネクタに接続する、
を選んでいたら、相当ひどいことになったはずである。
これをやる場合、内蔵HDDとSSDを両方とも一旦引っこ抜くので、
両方とも起動できなくなる、という悲劇になるのだ。
そうなればGoogle先生に相談もできない事態に。
いや、不幸中の幸い。
トラブルシュート用の起動ディスクのつもりが起動しなかったら大変だし。
こうして最初に発覚したのも、考えてみれば不幸中の幸い。
みう 「ふこうで ふこうが いっぱいですぅ」
いや、トラブル連発は不幸だったが、
それでも幸いと呼べることがあった、って
幸いの方を強調してくれよな。
こうして苦労はした時間は浪費したが、
終わってみれば非常に快調。
SSDはHDDに比べて読み書き速度が速いので、
頻繁にHDDにアクセスする作業が高速になるのだ。
例えば、OSやソフトの起動、
バックグラウンドのウィルス検索、
windowsの検索用インデックス関係もかな、等々。
苦労した甲斐があったな~
りん 「きげんがいいから おやつがもらえるみゃん」
みう 「りんも たぬきのかわですぅ」
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