グルーミング上手、な、はず
先日、りんの心霊写真を記事にしたら、
グルーミングが下手とか、
普段みう任せとか、
そんなご意見があったので、
罪滅ぼしに、りんのグルーミング動画を、
と思った。
ほぼ完全に向こう向き。
私が動いたりカメラを向けたりすると
グルーミングを止めちゃうことがあるので、
仕方なく。
でも、丁寧だよな。
気づいた方もおられるかと思うが、
前回の変な画像は、
この動画からの切り取り。
秘技、ネタ分割。
神様リターン、第4回:用語の説明 その2
全能の存在(神様)が矛盾した状況を実現して、
現代の科学技術は砂上の楼閣と化す?
納得までいかなくとも、その気になってもらうめには、
矛盾があるとどうなるか、を理系おじさん的に説明しないと。
(第1回:結論、全能の神様の罪 → こちらの追記)
(第2回:回避はできるか? → こちらの追記)
(第3回:用語の説明 その1 → こちらの追記)
前準備の前回(第3回:用語説明1)では、
命題とは、仮定や結論を記述するための
「○○は××だ」形式で真と偽で区別され二分できる文章であり、
真には1、偽には0の、真偽値と呼ばれる数値を割り当て、
命題Aの真偽値を#(A)と書くことにする、とした。
今回はその続きで、記事で使う用語の説明。
例、有り〼。
ポイント
・論理演算とは、複雑な命題を簡単にするために、
真偽値で行う計算。
+(∨)、×(∧)とnot(¬)がある。
・A+B(A∨B)とA×B(A∧B)は
それぞれ「AまたはB」「AかつB」と読んで、
とりあえず普通の足し算と掛け算と思っていてよい。
・not(A)(¬A)は「Aではない」と読んで、
真を偽に、偽を真に変更する。
真偽値は1と0だけだし、足し算と掛け算だけで簡単、
か?
では、本文。
● 論理演算:+(∨)、×(∧)とnot(¬)
論理演算とは、複雑な命題を簡単にするための手段。
複雑そうに見える命題でも、分解すれば
「AまたはB」「AかつB」「Aではない」の組み合わせで表せる。
それぞれ、A+B、A×B、not(A)のように使う。
※ 論理学では論理演算の記号に
∨(または)、∧(かつ)と¬(ではない)を使うことが多いが、
知らないと意味不明な記号なので、
ここでは∨を+、∧を×、¬をnotと書き換える。
※ 否定¬をnotとする代用は見かけないけど、意味は分かりやすくなるだろう。
∨(または)、∧(かつ)と¬(ではない)を使うことが多いが、
知らないと意味不明な記号なので、
ここでは∨を+、∧を×、¬をnotと書き換える。
※ 否定¬をnotとする代用は見かけないけど、意味は分かりやすくなるだろう。
最終的には、分解した個々の命題の真と偽を組み合わせて、
最初の命題の真または偽、つまり真偽値を決定する。
▼ A+B(A∨B)は「AまたはB」と読み、
AとBの一方、あるいは両方ともが成立している、
または成立することを期待する場合に使う。
A+Bの真偽値#(A+B) = #(A) + #(B)の計算規則は、
1+1=1
1+0=0+1=1
0+0=0
∨を+で代用したのは、最初の1+1=1以外は
通常の+(加算)と同じ計算規則なため(論理和とも呼ぶ)。
1と0だけの足し算、簡単。
A+Bの真偽値#(A+B) は、
#(A)と#(B)の両方が0(偽)の場合のみ0(偽)(最下段)、
その他は1(真)となる。
「または」の場合、最低どちらか一方が成立することを期待するので、
こうなる。
最初の1+1=1は、#(A)=#(B)=1(両方が真)なら
#(A+B)=1(真)であることを示す。
これ以外は普通の足し算と同じ。
▼ A×B(A∧B)は「AかつB」と読み、
AとBが同時に成立している、
または成立することを期待する場合に使う。
A×Bの真偽値#(A×B)= #(A) × #(B)の計算規則は、
1×1=1
1×0=0×1=0
0×0=0
∧を×で代用したのは、
通常の×(乗算)と同じ計算規則なため(論理積とも呼ぶ)。
1と0だけの掛け算、簡単々々。
A×Bの真偽値#(A×B)は、
#(A)と#(B)の両方が1(真)の場合のみ1(真)(最上段)、
その他は0(偽)となる。
「かつ」の場合、両方がが成立することを期待するので、
こうなる。
※ ∨と∧が紛らわしいので、∧をAndのAと似てると覚えたものだ。
∧だけ覚えていれば、もう一方∨も覚えたのと一緒。
∧だけ覚えていれば、もう一方∨も覚えたのと一緒。
▼ 例:長毛ネコさん
A「猫」、B「長毛」とすれば、
A+B(猫または長毛)は、
猫か長毛か一方が真なら真(長毛のわんこも短毛の猫も真)、
猫でも長毛でもなければ偽。
A×B(猫かつ長毛)は、
長毛の猫だけが真、それ以外は偽(短毛なら猫もわんこも偽)。
まぁ、普通の感覚だろう。
▼ 結合則、分配則
+(∨)や×(∧)は普通の+と×と同じように、
命題や真偽値に対して、結合則や分配則が成立する。
普通の+(足し算)と×(掛け算)と思えば当たり前。
結合則:A+(B+C)=(A+B)+C、A×(B×C)=(A×B)×C
分配則:(A+D)×(B+C)=A×B+A×C+B×D+C×D
▼ not(A)(¬A)は「Aの否定」と読み、真偽を逆転する。
#(A)が1(真)なら0(偽)、0(偽)なら1(真)となる。
Aの否定not(A)の真偽値は#(not(A))=1-aであり、計算規則は
1-1=0
1-0=1
▼ 例:矛盾の真偽と真偽値
数学で矛盾とは、命題Aが証明でき、
同時にAの否定も証明できること、である。
よって矛盾はA×not(A)と表される。
矛盾の真偽値は、#(A)=aとして分配則と、
aは0か1だからa×a=a、という関係を使用すると、
#(A×not(A))=a×(1-a)=a-a×a=a-a=0、
つまり、命題Aの真偽に依らず、
矛盾は無条件でいつでも偽である。
いや~、真偽値の計算で説明できると楽でいいな。
● ド・モルガンの法則
普通の計算では出てこないが、論理計算ではよく使う定理を1つ。
定理:否定not(¬)を×(∧)や+(∨)に分配すると、
×(∧)と+(∨)が入れ替わる(ド・モルガンの法則と呼ばれる)。
具体的には、
not(A×B)=not(A)+not(B)、と
not(A+B)=not(A)×not(B)
#(A×B)は#(A) = #(B) =1のときだけ1×1=1(真)、
後は0(偽)である。
A×Bの全体を否定すると、not(A×B)だから
#(not(A×B))は、#(A) = #(B) =1のときだけnot(1)=0(偽)、
後はnot(0)=1(真)となる。
一方、#(A+B)は#(A) = #(B) =0のときだけ0+0=0(偽)、
後は1(真)である。
A+Bの和を取る前のAとBを否定すると、not(A)+not(B)だから
#(not(A)+not(B))は、#(A) = #(B) =1のときだけ
not(1)+not(1)=0(偽)、
後はnot(0)=1(真)となる。
よって、not(A×B)=not(A)+not(B)。
not(A+B)=not(A)×not(B)も同様である。
※ 真偽値の計算で確認すると、#(A)=a,#(B)=bとして、
not(A×B)=not(A)+not(B)は
A B A×B not(A×B) not(A) not(B) not(A)+not(B)
1 1 1 0 0 0 0
1 0 0 1 0 1 1
0 1 0 1 1 0 1
0 0 0 1 1 1 1
上から両方とも0,1,1,1で等しく、たしかにnot(A×B)=not(A)+not(B)。
not(A×B)=not(A)+not(B)は
A B A×B not(A×B) not(A) not(B) not(A)+not(B)
1 1 1 0 0 0 0
1 0 0 1 0 1 1
0 1 0 1 1 0 1
0 0 0 1 1 1 1
上から両方とも0,1,1,1で等しく、たしかにnot(A×B)=not(A)+not(B)。
※ not(A+B)=not(A)×not(B)は
A B A+B not(A+B) not(A) not(B) not(A)×not(B)
1 1 1 0 0 0 0
1 0 1 0 0 1 0
0 1 1 0 1 0 0
0 0 0 1 1 1 1
上から両方とも0,0,0,1で等しく、たしかにnot(A+B)=not(A)×not(B)。
A B A+B not(A+B) not(A) not(B) not(A)×not(B)
1 1 1 0 0 0 0
1 0 1 0 0 1 0
0 1 1 0 1 0 0
0 0 0 1 1 1 1
上から両方とも0,0,0,1で等しく、たしかにnot(A+B)=not(A)×not(B)。
以上、前回と今回の記事で、以降に使用する用語である
「命題」「真偽値」
「論理演算:+(∨)、×(∧)とnot(¬)」
の説明をした。
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