君たちは太陽だ
むか~し、むかしの、そのむかし。
猫神様の国、ハカマ・da・サラ。
女王様であるサラ=アマテラスは、最近不機嫌なんだそうじゃ。

サラ 「さいきん、でばんが へってるの」
「しばらく、このいわとに おこもりして、わたしのありがたさをしらしめてやるの」
女王様がお隠れになると、国から太陽が隠れたように、
活気が失われていったそうじゃ。
でも、国の住人も猫神様。
天性のお気楽さで、特に問題とは考えなかったようじゃ。
女王様も、自分たちも、わがまま・気まぐれだってことは、
みんなわかってたからのぅ。

みう 「サラさまがおられないと、たいようが かくれてしまったようですぅ」
ところがある日、何の気まぐれか、みう=ウズメという神様が、
お籠りになった、サラ女王様の説得を始めたのじゃ。
きっと、急に遊び相手がほしくなったんじゃのぅ。

み 「そとは、おもちゃがいっぱいで、たのしいですぅ」

み 「あっ、こんなところにネズミさんがいるですぅ」
手下の、怪力大男、同居人=タヂカラオを従えて、
ネズミのじゃらしで、サラ女王様を釣り出そうとしたそうじゃ。

み 「えいっ !」
一所懸命に・・・いや、目的忘れて
みう様は本気で、ネズミじゃらしと戯れたんじゃ。

サ 「ちょっと、なにかしら」
もともと、サラ女王様は、こらえ性もなければ、
何かを長く続けるようなこともなかったから、
みう様の楽しげな声に、つい岩戸の扉を開けてしまったのじゃ。

サ 「あけちゃったけど、すぐでてったらこもったいみがないわね」
でも、そこは女王様。
他のお猫様よりは、自制心が強かったらしいのじゃ。
女王様が、きまぐれでコロコロ態度を変えていたら、
さすがに問題があるからのぉ。

み 「サラさまがでてこないなら、そのぶんもみうががんばるですぅ !」
そこで、みう様は頭を使ったのじゃ。
出番がなくて籠ったのなら、籠ってたらもっと出番が減る、
と諭したんじゃな。

サ 「ちょっと、それってどういうことよ !」
サラ女王も、籠る前にわかりそうなもんじゃがのぅ。
考えが回らないというか。

サ 「わたしのでばんを ぜんぶうばうつもりなの・・・って」
ようやく、事の重大さに気が付いたサラ女王様は、
とうとう、岩戸から出てこられたのじゃ。

み 「サラさま、でてきたですぅ ! いっしょにあそぶですぅ !」
サ 「だましたわねぇ」
こうして、みう様のおかげで、サラ様はお籠りをお止めになったのじゃ。
その後は、仲良くネズミじゃらしを追いかけましたとさ。
おしまい。

猫神様の国、ハカマ・da・サラ。
女王様であるサラ=アマテラスは、最近不機嫌なんだそうじゃ。

サラ 「さいきん、でばんが へってるの」
「しばらく、このいわとに おこもりして、わたしのありがたさをしらしめてやるの」
女王様がお隠れになると、国から太陽が隠れたように、
活気が失われていったそうじゃ。
でも、国の住人も猫神様。
天性のお気楽さで、特に問題とは考えなかったようじゃ。
女王様も、自分たちも、わがまま・気まぐれだってことは、
みんなわかってたからのぅ。

みう 「サラさまがおられないと、たいようが かくれてしまったようですぅ」
ところがある日、何の気まぐれか、みう=ウズメという神様が、
お籠りになった、サラ女王様の説得を始めたのじゃ。
きっと、急に遊び相手がほしくなったんじゃのぅ。

み 「そとは、おもちゃがいっぱいで、たのしいですぅ」

み 「あっ、こんなところにネズミさんがいるですぅ」
手下の、怪力大男、同居人=タヂカラオを従えて、
ネズミのじゃらしで、サラ女王様を釣り出そうとしたそうじゃ。

み 「えいっ !」
一所懸命に・・・いや、目的忘れて
みう様は本気で、ネズミじゃらしと戯れたんじゃ。

サ 「ちょっと、なにかしら」
もともと、サラ女王様は、こらえ性もなければ、
何かを長く続けるようなこともなかったから、
みう様の楽しげな声に、つい岩戸の扉を開けてしまったのじゃ。

サ 「あけちゃったけど、すぐでてったらこもったいみがないわね」
でも、そこは女王様。
他のお猫様よりは、自制心が強かったらしいのじゃ。
女王様が、きまぐれでコロコロ態度を変えていたら、
さすがに問題があるからのぉ。

み 「サラさまがでてこないなら、そのぶんもみうががんばるですぅ !」
そこで、みう様は頭を使ったのじゃ。
出番がなくて籠ったのなら、籠ってたらもっと出番が減る、
と諭したんじゃな。

サ 「ちょっと、それってどういうことよ !」
サラ女王も、籠る前にわかりそうなもんじゃがのぅ。
考えが回らないというか。

サ 「わたしのでばんを ぜんぶうばうつもりなの・・・って」
ようやく、事の重大さに気が付いたサラ女王様は、
とうとう、岩戸から出てこられたのじゃ。

み 「サラさま、でてきたですぅ ! いっしょにあそぶですぅ !」
サ 「だましたわねぇ」
こうして、みう様のおかげで、サラ様はお籠りをお止めになったのじゃ。
その後は、仲良くネズミじゃらしを追いかけましたとさ。
おしまい。
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