事件です
最近、引っ越しの後片付けもままならないまま、
ただずるずる、日だけが経っていく。
あだ、片付いとらんのかと、叱ってくれる人もいないので、
片づけようという、意欲が湧いてこない。
それでも、それなりのスペースを確保して、
テーブルを置いてみたんだが・・・
久しぶりの小劇場。
「探偵さん、事件です」

ナレーション 「雨けぶる朝、大きな音で目が覚めた」
「起きてみると、椅子が倒されていた」

ナ 「容疑者その1」
「この周辺をうろちょろしているのが、目撃されている」
「過去に、左のごみ箱を倒した前科があることが判明」

ナ 「容疑者その2」
「机の下で暮らしてるらしく、はやり頻繁に目撃される」
「この2人、お互いに犯行を目撃したと証言している」

みう 「あいつが でていくときに たおしたですぅ」

サラ 「あいつが いすのせの リュックのひもに じゃれついて たおしたの」
ナ 「他に目撃証言は得られず、この2人の証言の信憑性が」
「事件解決のカギを握っている」

み 「うっ、たしかにあのひもは つい とびついてしまうですぅ」
ナ 「うわ、せっかくサスペンスのオープニングのナレーション風に決めてたのに」
「なんで、いきなり核心に迫りそうなセリフを言うかなぁ」

サ 「まずい、これじゃぁ わたしのみせばが なくなるの」
ナ 「果たして事件の真相は ?」
「推理サスペンス風に進むのか」
「単なる責任のなすり合いに終わるのか」
「いまだ真相は藪の中・・・」
その時、突然響く、かわいい声。
「見た目は猫でも、頭脳は灰色」
「迷探偵サラに任せるの」
ナ 「何奴 ! ナレーションを差し置いて」
サ 「じつは、わたしは たんていなの」
「つくえのちかくに はりこんで、はんこうげんばのしゃしんを とってあるの」

サ 「もう、これで言い逃れできないの」
ナ 「そんなものがあるなら、最初から出さんかい !」
「その前に、そもそも犯行を止めんかい !!」
最初から、無かったことにできたかもしれない事件の、
これが顛末だったそうだ。

ただずるずる、日だけが経っていく。
あだ、片付いとらんのかと、叱ってくれる人もいないので、
片づけようという、意欲が湧いてこない。
それでも、それなりのスペースを確保して、
テーブルを置いてみたんだが・・・
久しぶりの小劇場。
「探偵さん、事件です」

ナレーション 「雨けぶる朝、大きな音で目が覚めた」
「起きてみると、椅子が倒されていた」

ナ 「容疑者その1」
「この周辺をうろちょろしているのが、目撃されている」
「過去に、左のごみ箱を倒した前科があることが判明」

ナ 「容疑者その2」
「机の下で暮らしてるらしく、はやり頻繁に目撃される」
「この2人、お互いに犯行を目撃したと証言している」

みう 「あいつが でていくときに たおしたですぅ」

サラ 「あいつが いすのせの リュックのひもに じゃれついて たおしたの」
ナ 「他に目撃証言は得られず、この2人の証言の信憑性が」
「事件解決のカギを握っている」

み 「うっ、たしかにあのひもは つい とびついてしまうですぅ」
ナ 「うわ、せっかくサスペンスのオープニングのナレーション風に決めてたのに」
「なんで、いきなり核心に迫りそうなセリフを言うかなぁ」

サ 「まずい、これじゃぁ わたしのみせばが なくなるの」
ナ 「果たして事件の真相は ?」
「推理サスペンス風に進むのか」
「単なる責任のなすり合いに終わるのか」
「いまだ真相は藪の中・・・」
その時、突然響く、かわいい声。
「見た目は猫でも、頭脳は灰色」
「迷探偵サラに任せるの」
ナ 「何奴 ! ナレーションを差し置いて」
サ 「じつは、わたしは たんていなの」
「つくえのちかくに はりこんで、はんこうげんばのしゃしんを とってあるの」

サ 「もう、これで言い逃れできないの」
ナ 「そんなものがあるなら、最初から出さんかい !」
「その前に、そもそも犯行を止めんかい !!」
最初から、無かったことにできたかもしれない事件の、
これが顛末だったそうだ。
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